「漫画の神様」と呼ばれた「手塚治虫」さんが医学博士(医師免許ではない)の博士号を持っているのは有名な話です。 その「手塚治虫」さんが医学博士を取った背景には意外な理由が隠されていたのを皆さんはご存知でしょうか。 かつて昭和30年代から昭和40年代にかけて日本では、PTAのお母さん達による大規模な「漫画を子供に読ませない様にする運動」が起きた時代がありました。 「漫画という読み物は俗悪でくだらなく、子供に読ませる物ではない」という見方から「漫画」、そしてその「漫画」を描いていた「漫画家」も合わせてPTAから糾弾されていたのです。 昭和30年代40年代の「漫画家」と言えばどなたもとてつもない日本における「巨匠」の「漫画家」の方達ばかりですが、当時はその「漫画家」の人達がPTAから糾弾されていました。 そのPTAからの「漫画家」に対する糾弾の槍玉として一番に挙げられたのが「手塚治虫」さんでした。 手塚さんの描く漫画にはとても「セクシーで肉感的な女性」が多く登場した為に槍玉に挙げられ攻撃されたのです。 その経緯から手塚さんは、自身がかつて通っていた医科大学に復学して卒業し医学博士の博士号を取得しました。 手塚さんは博士号を取る事で「医学博士の描いている漫画だから安心だ」という印象を持って貰おうとして医学博士の博士号を取った、と生前にご自身の口から語られていました。

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